商品名の呪名前は”呪”ということを昨日の日記に書きました。もう少し続けましょう。 昨日はお客さんをキャラクター化し、そこに名前をつけてしまうことで呪文をかけると言う話でしたね。 今日は商品の呪文の掛け方。 基本はやっぱりお客さんです。 自分にとってどんなお客さんが良いお客さんなのか、を明確に出来ているかどうか? 特に心持ち(メンタリティ)の部分ですね。 ここが大事になってきます。 私の本業でやっていることを例に出しましょう。 先日、ある雑誌の取材を受けたのですが、その時に記者の方にうけたメニューの名前が ”のんびりはちみつトースト” 「のんびりの一言が良いですね~」 と、記者の方。 そう、そこを狙ってるんですね。 私がうちのお客さんとしてイメージしている人のメンタリティにヒットする言葉を使う。 飲食のメニューだからとか、自分がこんなのが好きだからでもなく、相手の心に入り込む言葉を使う。 そこから商品名の”呪”が生まれます。 この辺り、簡単に書いていますが、難しいかもしれませんね。 練習あるのみ、かもしれません。 私自身、メニュー作りに関わって7年になります。 毎年1,2回の頻度でメニュー替えをしてきていますが、その度に頭を悩まして考えてきた結果、こういうネーミングを使えるようになりました。 (決してスマートではないですが・・・) でも、お客さんを見る。 自分のお客さんがどんな人たちなのかもう一歩踏み込んで考えてみる。感じてみる。 そういう作業とネーミングの作業が噛みあった時に、商品名に呪文が掛かります。 もう1つ、うちのメニュー。 ”大人のオムライス” 「僕は大人だから大人のオムライスを」 にっこり笑いながらそう注文くださるお客さんが結構いらっしゃいます。 これも狙い通り(笑) |